一度何かにハマると、どっぷりのめり込んで、とてつもないエネルギーを発揮することができるけど、ふと気づくと、いつのまにか飽きてやめてしまう。
- 自分がやっていることは、本当に価値があるんだろうか?
- 自分の未来にどう繋がっているのだろうか?
そんなふうに考えてしまい、だんだん興味が薄れていき、やめてしまう。
そして気づけばまた新しいことを見つけて夢中になっている・・・その繰り返し。
もし、あなたにもそんな経験があるのなら、これからの時代が必要としているような、情報発信ビジネスの新時代を切り開く素質が備わっていると言えるでしょう。
好きなも、ピンときたものには目もくれず飛びつき、情熱を燃やしそして、いつしか離れていく。
このような性質を持つ人をマルチ・ポテンシャライトと呼ばれています。
よく言えば、多彩でなんでも出来得るマルチな才能を持った人と言えますが、悪く言えば器用貧乏と言えるかもしれません。
このような性質の人間は一昔前なら、
- 地に足がついていない
- 中途半端
このように思われることもあるでしょう。
しかし、インターネットやSNSの発達により、誰もが情報発信できる時代、多くのバックグラウンドを持つ人の方が新しい価値を提供できる稀少価値の高い人間となり得るわけです。
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マルチポテンシャルライトとは?
マルチ・ポテンシャライトという単語はあまり聞きなれないものですが、TEDTalkの中でエミリー・ワプニック氏はこのように定義づけています。
多くに興味を持ち創造を追求する人
簡単に言ってしまえば、好きなことが多く、多趣味な人とも言えますね。
でも、多趣味な人と決定的に違うところは、何か見つけると、爆発的な集中力と、情熱を燃やすことができるという点でしょう。
しかし好奇心が次から次へと移るため、注意散漫になったり、継続力がなかったりと、一つのことをやり続けることができない一面もあります。
それでも、現代社会では多面的なバックグラウンドを持つ人が必要とされていると言われていますが、マルチ・ポテンシャライトな人は一体どんな特徴があるのでしょうか?
マルチポテンシャライトの強みとは?
エイミー・ワプニック氏はマルチポテンシャルライトの強みを3つ、TEDtalkの中であげています。
アイデアの統合(IDEA SYNTHESIS)
様々な経歴を持つ マルチ・ポテンシャライトは 多くの交差点に 容易にアクセスできるのです。
まずはアイデアの統合。
全く異なる二つのものに共通点を見つけ、新しいアイデアを生み出せる力とも言えるでしょう。
【マイケル・マハルコ著のクリエィティブ・シンキング入門】でも語られていますが、Aというアイデアの氷をグラスに入れ溶かしても、Aの氷が溶けた水ができるだけで、そこにはAのアイデアしかない。
しかし、AのアイデアとBのアイデアの氷をグラスに入れて、その氷を溶かせばAとBのアイデアが混ざり合った水が出来上がる。
このように新しいアイデアを生み出すには全く違う分野から着想を得ることが、必要不可欠なんですが、マルチ・ポテンシャライトな人は異なる分野の畑をたくさん持っているので、柔軟な着想を得やすいということです。
迅速な学習力と応用力(RAPID LEARNING)
マルチ・ポテンシャライトは何かに興味を持つと のめり込みます。手当たり次第吸収します。
(中略)
さらに多くの技能は 違った分野でも応用でき 過去に取得した技能を 新しい分野に持ち込むので 1から物事を始める事は ほとんどありません。
マルチ・ポテンシャライトの人は何かに興味を持つと、人が変わった様にのめり込むので、新しいことにチャレンジしても吸収力がすごいです。
しかも、今ままで経験してきたことが多いため、そこから共通点を見つけて、応用することができるわけですね。
結局、物事って繋がっているので、一見違う分野に見えても共通点があることが多いんですよね、興味があってやってきたことなら、ならなおさら共通する部分を見つけることができるでしょう。
そういった過去の経験から共通点を見つけて、応用する力があるので、成長スピードがとても早いと言われています。
適応力(ADAPTABILITY)
TEDTalkの中ではあまり多く語られていませんでしたが、一つの仕事をこなすのではなくて、複数の仕事をこなせるようになれば、ニーズが急速に変化する現代社会でも、対応できるということですね。
そのためにはやっぱり多くの畑が必要だということ。
また、コンサルタントのような仕事はまさにこの適応力が求められる仕事と言えますね。
クライアントは千差万別一人として同じ人はいないわけです。性格や強み、思考回路も違う中で、的確なアドバイスや進むべき道を示するにはクライアントに適応することが大切だと言えます。
なぜマルチ・ポテンシャライトな人間が情報発信ビジネスに向いているのか?
情報発信って興味とか好奇心から始まるものなんですよね。好きじゃないものを人に価値提供ができるほど、詳しくなることってあまりないと思いますし。
そうすると、たとえ100点は取れなくても、好きで興味があって60、70点取れるものがたくさんあった方が、強みが多く面白い人間になります。その人のキャラクターを形作る要素にもなるから、ブランディングにもなるわけです。
例えば英語を教えるブログを立ち上げたとしましょう。
英語の勉強法だけを教えるブログならば、そのようなブログはありふれているし、誰もが思いつかなかったような、あっという間に英語がペラペラになる勉強法でも思いつかない限り、その道の第一人者になることは難しい。
- 海外旅行
- 海外留学
- 海外と日本のデュアルライフ
- 海外不動産投資
- 写真
- 芸術
- グルメ
- 人生観や生き方
しかし、そこに、英語学習方以外の要素を混ぜ合わせることで、唯一無二の存在になっていくことができるのです。
そのためには複数のバックグラウンドを持っている方が当然強いですよね。
核になる部分とその周りを固める部分を見つけやすいのがマルチ・ポテンシャライトの強みと言えるでしょう。
マルチ・ポテンシャライトではない人はどうすればいい?
最高のチームは スペシャリストとマルチ・ポテンシャライトの ペアです 。スペシャリストがアイデアを奥深く追求し 実行段階に移し マルチ・ポテンシャライトがそのプロジェクトに 幅広い知識を持ち込む 素晴らしいパートナーシップです
エミリー・ワプニック氏は最高のコンビネーションは、マルチポテンシャルライトな人間とスペシャリストの組み合わせだと語っている通り、その道のスペシャリストを目指すことも、当然素晴らしいことです。
でも、誰もがスペシャリストになれるわけではないので、やっぱり、武器を多く持つということが重要になるでしょう。
その武器の種となるのは好奇心ですね。
好きなことがあまりないっていう人は結構いますが、それはそう思い込んでいるだけなのと、アンテナを張っていないからです。自分が好きそうなものを探すアンテナを張っていないから、好きなことがないんです。
『面白そう!』と思うものを察知するアンテナを立てておくとことで、ピンとくるものが見つかるはずです。
自分が好きなものを探すのではなくて、好き”そう”なものを探すことです。
好きか嫌いかはっきりしていることって、そんなに多くはないですから、『これは自分なら気に入りそうだな・・?』という客観的な視点で自分を見てあげましょう。
自分にあげるプレゼントを選ぶような感覚ですね。
あとは行動してみること、これは面白そうだなと少しでも思ったらやってみる。どんな小さいことでもいいから初めてみると、少しずつ自分の得意なフィールドが広がっていくと思います。
最後に
マルチ・ポテンシャライトな人間が優れている!ということではなくて、やっと自分の興味を追求してしまう人たちも、日の目を見ることができる世界になってきたのかなと感じてます。
僕は好きなことには夢中になれるタイプなんですが、じゃあ、プロとしてやっていけるレベルかというと、そういうわけではなくて。器用貧乏というか、全て中途半端で何一つ秀でたものがない。
ある程度ことはできるようになるのですが、結局キャリアには繋がらないし、やり遂げることができない、自分が悔しいと悩んだ時期もあったのですが、このTEDtalkをみて胸につっかえていたものがスッとなくなった気がしたんです。
おそらく、こういう人って結構、多いんじゃないかなと思って今回はこんな記事を書いてみました。
点と点を線で結んでいけるのが情報発信ビジネスの強みだと思うので、『自分はマルチ・ポテンシャライトなのかも?』と思ったあなたは安心してラビットホールに飛び込んでいきましょう。
あ、いくら興味が移りやすいとはいっても情報発信だけはやめないでくださいね。(笑)
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