僕はメルボルンに10ヶ月間滞在していました。
厳密には学生ビザで7ヶ月、そこから観光ビザに切り替え3ヶ月、オーストラリア第二の都市メルボルンで暮らしていたわけですが、留学中は様々な人に出会いました。
色々なことにチャレンジして多くのものを吸収している人、日本と変わらない生活をしてしまい、どこかやりきれていない人。
そこで今日は僕の体験をもとに社会人留学を失敗と成功に分けるポイントをお話ししていきたいと思います。
社会人留学としていますが、学生の方やワーホリで行かれる方も参考になると思うのでぜひ参考にしてみてください。
渡航前はとにかく準備と情報収集!
留学が成功するかどうかは準備と情報収集にかかってると僕は考えています。だからなるべく現地の情報は留学前にたくさん得たほうがいいし、そうすることで不安や悩みの軽減にも繋がります。
僕はビビリな性格というのもありますが、僕の情報収集能力が功を奏したのかすごい偶然に出会った話をご紹介しましょう。
タワマン在住者が語る!メルボルンの家探しはCBD(シティ)がオススメな3つの理由。で公開している僕が当時住んでいた家、実は留学する3ヶ月前くらいに日本から物件を徹底的にリサーチしていたのですがその時に、「ここ住みたい!!」って思っていた家だったんです。
つまり自分が住みたいと思ってピックアップしていた物件に3ヶ月後、いつの間にか住んでいたというわけです。(笑)
というのも、渡航後にスムーズに家探しを始められるように前もって理想の物件をピックアップしておいたのです。もちろんその物件に住めるんなんて保証は全くありませんが渡航したら片っ端からメールを送ってやろうと思っていたので、iPadにスクショを撮っておいたんですよね。
しかしいざ現地に着くと、そんなことすっかり忘れてフツーに家を探したわけですが、ある時家でiPadを見てたらなんか当時のスクショが出てきまして…よく見るとびっくり!
当時ピックアップした物件が今まさに住んでいるお部屋だったのです。(笑)
と、まあ僕のどうでもいい話なんですが何が言いたいかというと、そんな偶然を引き寄せるくらいリサーチしたほがいいよ!ってことですね。
語学学校は今の英語学習の延長線上だから留学してから英語の勉強をスタートさせるはNG
英語に関してはほとんどの人が語学学校に通うことになると思います。だから英語の勉強は現地に着いてからスタートすればいいと考えている方も多くいらっしゃいますがそれではやっぱり遅いです。
なぜかというと、語学学校は現在取り組んでいる英語の勉強の延長線上だから。
そもそも留学後に英語の勉強を始めよう思っても、どうやって勉強していいかわからないんですよ。
それに語学学校で英語力が上がるかどうかは普段の勉強が大きく影響します。。限られた期間の中で最大限にレベルアップする為にも、英語を勉強する習慣をつけてから留学しましょう。
この「習慣にする」ってことがすごく大事です。留学前にしっかりと自分なりの英語勉強法を確立しておくこと。それが留学先にで英語力を伸ばす秘訣です。
どんな勉強をすればいいかわからない方はまずこの2冊からスタートするのがオススメです。僕もこの2冊は留学先にも持っていきましたし、ヘビロテしまくっていた2冊なので超おすすめです。
留学先でどんなことをしたいか明確になってないとキビシイ。
留学先でなんとなく過ごしてしまう人、ダラダラしてしまう方は、「現地で何をするか」が明確になっていないんです。
その原因は何かというとこれも情報不足。
何か目標を決めるにしても、情報がないと見えるものも見えてきません。もちろん行ってみないと分からないこともたくさんありますが、
そして目標というより「どんなことをしたいか?」というレベルで考えておくこと。
僕のケースを例に出すとメルボルンはカフェが有名な街だったので有名なカフェは絶対回ろうとか、留学中に絵を一枚書き上げよう!とか(販売もしたかったけど、それは達成できなかった。)
- 留学後も継続的に連絡を取れる友達を作る
- ローカルのレストランで働く
- ボランティアに参加する
など小さいことでも全然OKです。
高尚なものである必要もありませんが、具合的にしておくことが大事です。
さらに僕は自分のルールも決めておきました。
- カフェの店員さんになるべく話しかける
- 日本にいたら絶対自分が取らない行動をとる
- 日本人とは一緒に住まない
- 家賃は週150ドル以上は払わない
- 必ずCityに住む
自分はどんな生活を送るのか具体的にしておきましょう。
就活の準備は留学前から準備しておこう。
語学学校は今の英語学習の延長と考えるべきというお話をしましたが、キャリアアップを目的とした留学や帰国後に就職を考えている場合、留学そのものが就活の一環と考えるべきなんです。
だから留学後に就活の準備を始めるのではなくて渡航前から就活を始めるということ。
というのも、留学を経験しても日本で再就職をするなら「留学前の自分」がベースになります。だから留学前の時点で自分が就きたい職業や自分のスキル、市場価値をリサーチしておくことが大事です。
転職サイトに登録をして可能は範囲でのレジュメ制作などはやっておくといいですね。
それと同時に海外就職や現地でのインターンなども同時に調べておくといいかもしれません。
現地で自分が決めていたプランが変更されることは全然あります。実際にワーホリで来て仕事を見つけてそのまま移住した人も僕は知ってますが、それくらい渡航前と後では大きな変化があります。
海外での就業体験がそのままキャリアにつながることが十分にありますので、そんな中で帰国後の就職ばかりに目がいってしまうのは勿体無い。
なので、海外で就職するケースも想定しておきましょう。
渡航中はとにかく行動!!
日本人と一緒にいない。
留学中も日本人といる時間が多くなっている人は僕もたくさん見てきましたがやっぱり勿体ないです。
僕は留学中に一番気をつけていたことはズバリこれ!
最初は一人も日本人とは話したくないって思ってましたからね(笑)
でもそういうスタンスでいると、周りに集まってくれる日本人や学校の友達も、同じような考え方を持った人たちばっかりになります。だから自然と勉強のために来てるんだっていう意識が高い日本人に囲まれるようになるんですよね。
そうすると、日本人同士でいても、誰か誘って英語で話せるようにしようとか、今日は日本語やめて英語で話そうとか、いい環境ができてくるものなんです。
現地で出会う日本人との出会いも大切にして欲しいですが、日本人同士で一緒にいる時間を少なくする意識は持っていてください。
あとはシェアハウス。
留学先では多くの人がシェアハウスに住むことになると思うのですが、日本人と一緒に住んでいたら英語力も上がりません。
確かに日本人向けに住居者を募集しているサイトなどは日本語で書かれてますし、連絡も日本語なので楽です。でもそこは英語を使ってチャレンジしてみるべきです。
オーストラリアならガムツリーというサイトを使えば日本人が少ないシェアハウスを見つけることができます。
そこは実際に入居してみないとわかりませんが、少なくとも全員日本人ということはないと思います。シェアハウスを探す時もローカルなツールを使って物件を探してみてください。
日本とは違う行動パターンを意識できていない。
留学先でも不完全燃焼になってしまう人の特徴は日本にいる時と同じような行動パターンになっているということ。
渡航して1ヶ月くらいはホームステイをしたり、シェアハウスに引っ越したりと新しいイベントが続きますが、海外に行って2ヶ月もすれば現地の生活に慣れてきます。
そうするとYoutubeを見たりネットサーフィンをしたりと、だんだん日本と同じ生活パターンになってくるんですよね。家からほとんど出ないなんて人もいるくらいです。
だから意識して行動を変えることが大事なわけです。
オススメは「日本にいる自分ならしない行動をとってみる」ということ。
例えば、
僕はなるべく時間があるときは外に出るようにしてましたし、カフェの店員さんに話しかけてみたり、meet upに参加してみたり、「日本にいたらまずやらないだろうな〜」って思うことをどんどんやっていきます。
そうやって自分の行動の幅を広げていくことで有意義な留学生活になっていきます。小さいことでいいので日本でいた時の自分とは違う行動をとることを意識してみてください。
帰国後の就活はとにかく言語化が大事。
「自分が留学で何を学んだのか」、「どういう目的があって留学したのか」そういったコアな部分を言語化していきましょう。
人は感情によって行動しますが、社会はロジックを求めます。
どういうことかというと、語学留学という行動は多くの場合、海外の異文化に触れてみたい。もっと広い世界を知って自分の価値観を広げたい、そういう心から湧き上がる情熱によって突き動かされるものです。
でも企業は理屈を求めます。だから「留学をした」という感情で動いたものに対して「なぜ」という部分を突き詰めていく。そして言語化していくことが大事です。
言語化はすぐにできるものではないので留学中からやっておくといいですね。留学をした意味、留学中に学んだことを言語化する癖を身につけておきましょう。
ブレインダンプという方法を使って頭の中にあるものを整理したり、ブログを運営しながらアウトプットするのもいい方法です。
まとめ:社会人留学を成功させる秘訣
長くなってしまいましいたが最後にまとめると、
- まず留学は準備とリサーチが大事
- 現地で「何をしたいか」を考えておく
- 英語の勉強は留学前に始める(英語学習の習慣化)
- 就活の準備も始めておく(市場価値・企業リサーチ、レジュメの作成など、)
- 留学中は日本語を使わない意識を持つ
- 日本にいる時とは違う行動パターンを意識する
- 留学した理由、留学中に学んだことの言語化をする
多くなってしまいましたが全て大事なことなのでこれから語学留学をする方はぜひ意識してみてください。
コメント