今回はSEOを最大限に高め読者からも検索エンジンからも好かれるブログにするために押さえておきたいポイントやライティングについて解説していきたいと思います。
価値のあるコンテンツを作ることが最大のSEOだとも言われている通り、クオリティーの高い記事を書いて読者にとって有益な情報を届けることは大切なことです。
ページの滞在時間アップやリピーターの獲得に繋がる可能性もあるでしょう。
しかし、それだけでは検索エンジンから好かれることは難しいのが現状です。
グーグルは価値のあるコンテンツを求めているのは間違いないですが、価値を図ることは人間から見ても抽象的で、難しいことです。
グーグルでは大小合わせて200個近い項目からその価値を判断しているのですが、その判断基準に正しくアピールできなければ上位表示は難しいとなります。
今回は記事を書くときに意識することでSEO効果を高める12個のポイントやライティングのコツを解説していきますので、しっかりと押さえておきましょう。
タイトルについて
検索エンジンはタイトルに含まれているキーワードを最も重要視しているので、タイトルのキーワードを意識することは最も大切なことです。
重要なキーワードはタイトルの左側に
検索エンジンはタイトルの左側にあるキーワードを重要視する傾向にあります。上位に表示させたいキーワードを左側に持ってくるようにしましょう。
できれば上位表示を狙いたいキーワードでタイトルが始まることが望ましいです。
例えば、
で上位表示を狙う場合
このタイトルでは『パリ おすすめ レストラン』というキーワードが後ろにきてしまっています。
『パリ おすすめ レストラン』で上位表示を狙うならタイトルの左側にキーワード持ってきた方がSEO効果が高いということになります。
こちらの方がSEO効果が高いタイトルと言えますね。
TIPS
- 上位表示を狙うキーワードはタイトルの左側
テーマは1つに絞る
続いては記事のテーマについてですが、記事のテーマは1つに絞ってください、
- おすすめレストランについて
- 今回の旅行の感想
このタイトルだとテーマが2つになっています。
これでは、レストランについての記事なのか、それとも旅の感想なのかはっきりわかりません。クローラーはどちらのテーマについて詳しく書かれた記事なのか判断できなくなり、結果的に順位を落とす結果となります。
記事のテーマは一つに絞って書くことで、検索エンジンに優しいタイトルになります。
Tips!!
- 記事テーマは1つに絞る
タイトルは30文字以内にする
タイトルの文字数は30文字以内を心がけるようにしましょう。30文字を超えてしまうと超えた部分が『・・・』と表示されて、文字の制限を超えた部分が省略されてしまいます。
その結果、検索者に記事タイトルがアピールできなくなり、クリック率の低下を招きます。
- yahoo・・・30文字
- google・・・31文字
度々変更になるのですが、現在はこのような文字数なので、少なく表示されるyahooに合わせて、30文字以内を心がけてタイトルをつけると、どのブラウザからも正しく記事タイトルが表示されます。
TIPS!!
- タイトルは30文字以内を心がける
見出しについて
見出しで大切なことは正しい順番で見出しタグを使用するということ。デザインで使用する見出しを決めている方は注意が必要です。
見出しタグは正しい順番で使用する
初心者の方に多いのがデザインで使用する見出しを決めてしまうこと。
僕も恥ずかしながらやっていた時期がありました・・見出し3ってシンプルで使いやすいデザインが多いので見出し2を飛ばして使用していることがありましたが、SEO的には好ましくまりません。
見出しというのは役割が決まっているので、順序良く使わないと検索エンジンは正しく記事の内容を把握できません。
僕がよく言っているのは小説のタイトルと見出しの関係になることが望ましいです。
小説に例えてみます。
- 見出し1(H1)・・・・小説のタイトル
- 見出し2(H2)・・・・第1章『冒険の始まり』第2章『海が見える港町』のように章に当たる部分
- 見出し3(H3)・・・・1章、第1話のようにさらに細かい見出し
見出しはそれぞれこのような役割があるため、
見出し2→見出し3→見出し4と数字の小さい方から順番に使っていきます。
- タイトル(H1)→見出し2(H2)→見出し4(H4)
- タイトル(H1)→見出し4(H4)→見出し3(H3)
- タイトル(H1)→見出し3(H3)→見出し3(H3)→見出し3
このような順序で見出しを使用することはSEO的に大きなマイナスポイントとなってしまうのでやめましょう。
見出し2→見出し3→見出し4→見出し2
このように戻る場合はOKです。
見出しの数
見出しの数に関しては見出し1(H1)以外は特に気にする必要はありません。
- 見出し1(H1)・・・記事内に1回(タイトルがH1になるので記事を書くときは使用しない)
- 見出し2(H2)・・・記事の内容に合わせて何回でも使用可能
- 見出し3(H3)・・・見出し2をさらに細分化するためなら何回でも使用可能
H1タグは記事内に1回だけ使用します。基本的にwordpressではタイトルがH1タグになっているので記事内で使用することはありません。
見出し2は記事内の話題を大きく分けるために使います。記事の長さに合わせて使用していきましょう。見出し3はさらに見出し2を細分化していくときに使います。
長い記事でも見出し(4H)までが一般的ですので、それ以上使うようなら記事の構成を見直した方がいいでしょう。
見出しにキーワードを入れる
見出しに使われているキーワードも、タイトルと同じよに重要なキーワードだと検索エンジンは判断しますので、上位表示を狙いたいキーワードを見出しにも入れるようにしてください。
特に重要度が高い見出し(H2)に1回は入れるようにするとSEO効果が高まります。
さらに、流して読みをしているユーザーの目にも止まりやすいように、印象的な見出しをつけるように意識するとページの滞在時間アップにもつながりますし、読み込んでもらえる記事にすることができます。
TIPS!!
最近は検索されたキーワードがタイトルではなく見出しに入っている場合でも検索エンジンに引っかかるようになっています。
仮に、検索されたキーワードが記事タイトルに入っていなくても見出しに入っていれば上位に表示される可能性があるので、狙っているキーワードと関連性の高いキーワードを見出しに使用すると効果的です。
記事の本文について
コンテンツイズキングと言われている通り記事内容というのは人間にとっても大切なものですが、検索エンジンにとっても同じことが言えます。
読みやすい文章を心がけることはもちろん、検索エンジンにもしっかりアピールできる文章を意識することでSEOの効果を最大限に高めることができます。
最初の100〜150文字以内にキーワードを入れる
記事の書き出し、最初の100文字〜150文字は検索エンジンがよく見ている部分ですので、この部分にキーワードを含めることが大切です。
『こんにちは○○です!』などの挨拶で始まって、前置きから入るような書き方をされているブログを見かけますが、かなり勿体無いです。
記事の最初の部分というのは、メタディスクリプションにも表示されるほど重要な部分なので、100文字〜150文字を目安にタイトルで使われているキーワードを入れて冒頭文を作るようにしましょう。
パリのレストランについての記事ですが冒頭は全く関係のない話で始まっています。
このように、関係のない話題から記事が始まってしまうのは勿体無いので必ずキーワードを混ぜてタイトルと関係ある内容を書くようにしましょう。
同じように見出しの後もキーワードを意識た書き出しをすることが好ましいです。
- 記事の書き出しから100〜150文字以内にキーワードを入れる
指示代名詞を使用しない
人間ならば文章の前後から判断するので、指示代名詞が使われていも意味を理解することができますが、検索エンジンは理解することができません。
- これ
- それ
- それ
このような指示代名詞をなるべくしようせずに文章を書くようにしていきましょう。
- 彼
- 彼女
こちらも同じことが言えます。
例えば、
- トランプ大統領がアメリカの大統領に就任した。彼は偉大な大統領になるだろう。
- トランプ大統領がアメリカの大統領に就任した。トランプ大統領は偉大な大統領になるだろう。
このような2つの文章があった場合後者の方がSEO的には有利ということができます。
ただし、文章が読みにくくなったり、不自然な形で頻繁に使われるとペナルティの対象となる場合があるので、あくまで自然な形で文章の中に置くようにしましょう。
- “これ、あれ、それ”は使わない
- 彼、彼女ではなく、人名を使う
タイトルと関連性の高い内容を書く
検索エンジンは記事の良し悪しを判断する前に『何について書かれている記事なのか』を判断しようとします。
タイトルで使われているキーワードが記事内で頻繁に出てくると、タイトルと記事の内容の関連性が高い記事だと判断し、SEOの効果が高まります。
例であげた、
という記事タイトルで飛行機の移動中の話や、空港でトラブルに巻き込まれた話ばかり書かれていたらどうでしょうか?
おそらく記事内はレストランに関係したキーワードよりも飛行機や空港に関連したキーワードの方が多くなっているはずです。
そうなるとタイトルと本文の関連性が低いと判断され、順位が下がります。
記事を書いているうちに話が脱線してしまうこともありますが、タイトルで示された内容から離れすぎないようにしっかり書いていくようにしましょう。
TIPS
- タイトルと関連性の高い内容を書く
メインキーワードに関連した内容も書く
検索エンジンはメインキーワードに関連するキーワードも重要だと判断し、関連の深いキーワードが多く出て来るほど、記事の内容が濃いものだと判断します。
yahoo知恵袋やグーグルの関連キーワードを見ると、どういったキーワードが候補に上がっているか見ることができます。
本記事なら『SEO 記事 書き方』や『SEO ライティング キーワード』が関連キーワードとして上がっているので、このような内容も書いていくと、クローラーは『SEO ライティング』についてより詳しく書かれた記事だと判断するのでSEO効果も高いとなります。
文字数
忘れてはいけないのが文字数です。
グーグルは文字数を比べてランキングをつけているわけではないとハッキリ明言していますが、僕が参考にさせてもらっているBacklinkoというブログでの検証結果では、文字数の多い記事が上位表示できているという検証結果になっています。
文字数が多ければメインとなるキーワードはもちろん関連キーワードも網羅されるので検索順位が上がるというわけです。
最低でも1500文字は書くようにするのが良いでしょう。
リンクの最適化
繰り返しになりますが、検索エンジンがまず最初に知りたいのは『このブログは何について書かれたブログなのか?』ということ。
何について書かれた記事か分からなければランクのつけようがありませんから当然ですね。
記事のトピックを判断するためにタイトルに含まれているキーワードを見たり、様々なことから判断しているわけです。
あなたが書いた記事にリンクが貼られていると、リンク先の記事もクローラが回るため判断材料が増えるのです。あなたの書いた記事とリンク先の記事の関連が強いほどそのテーマに対してより詳しく書かれた記事だと判断されSEO効果が高まります。
内部リンク
網の目のように張り巡らされた内部リンクがあるからウィキペディアはSEOが強いとも言われているほど、内部リンクというのはSEOの効果を高めるために重要なのです。
ウィキペディアのページってすごいリンクが貼ってありますよね?しかも全て内部リンクです。
ウィキペディアのように大量のリンクを貼ってしまうと個人のサイトではペナルティーを受けたり、危険なので、1記事につき2、3個リンクを貼っておきましょう。
外部リンク
内部リンク同じように外部リンクも非常に大きな意味を持ちます。
- 公式サイト
- SEOの強いサイト
こういったサイトに外部リンクを送ることでも効果的なので記事内に内部リンクと同じように外部リンクも貼ることが好ましいです。
その他
最後に記事内に使用する画像関係のお話を少し。
SEO効果が高いとは言えないのですが、できる限りやっておきたいことのなので頭の中入れておきましょう。
代替テキストにキーワードを入力
『代替テキスト』の部分に記事内容や画像と関連性の高いキーワードを入れることが望ましいです。
本記事ならば『SEO,グーグル』と入れて置くといいでしょう。画像の検索結果に表示させるための判断材料にもなります。
芸能系や旅行系の記事の場合は画像からの流入も考えられますので、正しく入力しておきましょう。
まとめ
タイトル
- 上位表示を狙うキーワードはタイトルの左側
- テーマは1つに絞る
- 文字は30文字以内
見出し
- 見出しは順番通りに使う
- 見出しのキーワードを入れる
本文
- 最初の100〜150文字以内にキーワードを入れる
- 指示代名詞を使用しない
- タイトルと関連性の高い内容を書く
- タイトルと関連したキーワードも書く
- 文字数は多く書く
リンク
- 内部リンクを2、3個貼る
- 外部リンクを活用する
その他
- 代替テキストにキーワードを入力する
SEOにとらわれない価値提供を
本記事では検索エンジンに向けたSEOについて解説してきましたが、グーグルのアルゴリズムは日々進化しています。
現在はSEO対策と言われるように検索エンジンという機械に対して行なっていますが、グーグルが目指しているのは人間と同等の判断能力を持った検索エンジンです。
人間がいいと思う記事、価値がある記事と判断した記事を、検索の上位に持ってくるような検索エンジンの構築を目指しています。
現在も価値のあるコンテンツを作ることが最高のSEOだと言われていますが、いずれ本当の意味でそうなる日がくるでしょう。
SEOの多くはキーワードが重要になってきますが、そこだけにとらわれて読者目線を忘れてしまっては本末転倒です。
最近ではSEOではなくて、SXOなる言葉も出始めてきて(海外では2年前ぐいから言われ始めている)本当に中身のあるコンテンツではないと生き残れない時代がやってくるのかもしれません。
もちろん今回解説したSEO対策は非常に有効ですので、すぐにでも実践してもらいたいものばかりですが、価値を提供することにSEOの本質があることを忘れないで欲しいと思います。
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