インターネットを使って収入を得る、ノマドのようにパソコン一台で好きな場所で稼ぐ。そんなワークスタイルが認知されつつある今、『パーソナル・ブランディング』という言葉が密かに注目を集めています。
大きな影響力を持つ企業や有名人というのはブランド力があります。車やファッション業界、芸能界など、様々な分野でこのブランド構築が行われているんですね。
ネットビジネスの分野も同様に、ブランドを構築していくことは非常に大切なことですし、あなただけのブランドが出来上がると、より大きな成果を出せるようになっていきます。
このパーソナルブランディングとは簡単に言ってしまえば、自分自身のブランドを作ることであり、自分自身がブランドそのものになるということです。
とは言っても、いきなり自分のブランドを作ると言われてもなかなかピンとこないと思いますので、今回はパーソナル・ブランディングについてお話ししていきます。
パーソナルブランディングとは?
一般的にブランドというと、BLVGARI(ブルガリ)ROLEX(ロレックス),HERMES(エルメス)などの高級ファションブランドやLEXUS(レクサス)やMercedes-Benz(ベンツ)などの車メーカーなどが思い浮かびますよね。
ざっとブランド名を挙げてみましたが、多くの人はこのようなブランドを思い浮かべると高級感、ラグジュアリー感はもちろん、高品質であるという品質に対しても信頼性を感じているわけです。
ブランドというは多くの人がどういうイメージを抱くか、企業側は自らが思い描く理念や理想、世界観そして、届いて欲しい人に向けたメッセージを具現化したものなんです。
例えば、
メルセデス・ベンツがお店をオープンするとします。
どんなお店だと思いますか?ちょっとイメージしてみましょう。
- 料理のジャンルは?
- 場所はどこ?
- 価格帯は?
- ターゲットの客層は?
まさか、超激安のお好み焼き屋さんを月島にオープンしませんよね?まあ、それも面白いかもしれませんが(笑)
ベンツがお店をオープンするならば、ベンツのブランドイメージに近い高級感やハイセンスな雰囲気を前面に押し出したものになるでしょう。年齢層は・・・30代前半から40代後半の大人な男女がメインターゲットになるでしょうか?
そしてどこかで、『ベンツの車』を感じてもらえるようにモダンでクール、シックでモノトーンな雰囲気になるかもしれませんね。
料理はイタリアンやフレンチがベースになっていて、お酒を嗜みながら料理を楽しめるバーのようなイメージ。
ロケーションは麻布や代官山のひっそりとした場所もアリかもしれませんが、どちらかというと銀座や六本木、赤坂などの分かりやすい場所に堂々と。
一階ではなくて、ビルの最上階に位置し室内はラグジュアリーな雰囲気ですが、テラスに出れば、開放感を味わえるようなそんなお店になるかなと。
僕はこんなイメージをしてみましたが、どうでしょうか?
おそらくあなたも高級感があって洗練されたイメージを持たれたと思います。
このようなイメージができるのも、メルセデスベンツという唯一無二のブランドが確立されていて、かつメルセデスベンツと聞けば、そこにはどんな世界が広がっているか常に私たちに見せてくれているからなんです。
パーソナルブランディングとは、このようなブランドを個人で作り上げていく、あなただけにしかない唯一無二の世界観を構築していくということです。
パーソナルブランディングというと難しく感じるかも知れませんが、実は、普段から私たちが無意識のうちにやっているようなことが基本になっています。
ということですね。
イイ男を演出するために、デートは新橋ではなくて恵比寿の隠れ家的バーを選ぶとか、知的だと思われたいから、伊達メガネをかけてみたり。
自分がこうなりたい!こう思われたい!というイメージ像を周りの人にも認知させる。
そのためにはどういう行動、言動、振る舞いをすれば、あなたが思い描いたイメージを周りの人にも感じてもらえるだろう?
そう言った部分を意識していくことがパーソナル・ブランディングの第一歩です。
パーソナルブランディングを構築していくメリット
パーソナルブランディングがなぜ重要で強力な武器になるのかというと、一言で言うとライバルを無効化できるからです。
圧倒的な人気を誇るスターバックスを例に出してみましょう。
スターバックスでは新作のドリンクが出るたびに即売り切れ、以前スタバプリンが日本初上陸した際には期間限定の商品でもないのに、連日オープンと同時に即完売。とてつもない人気でした。
それほど人気があるのはスターバックス圧倒的になブランド力があるからです。
スターバックスのメニューはどれも高めの値段設定なんですよね。スターバックスでドリップコーヒーをいただくと300円ですが、ドトールなら220円です。100円あれば、コンビニでコーヒー買えちゃいます。
もし、スターバックスがただのカフェであったのなら、おそらく、リーズナブルなコンビニのコーヒーやドトールのような他のコーヒーチェーン店と競合し、苦戦を強いられているかもしれません。
それにも関わらず客足が絶えない理由は圧倒的なブランド力があるからです。
オシャレなドリンクと最高に居心地のいい空間、そして魅力的なグッズ戦略があるからこそ、新しいドリンクが出れば即売り切れ、新しいタンブラーやスタバカードが発売されば、これまた即売り切れという、商売の理想形が構築されているんです。
まさに売ろうとしなくても勝手に売れていくという状態を作り出すことができるのです。
そして、スタバに日頃から行くような人達というのは他のコーヒーチェーン店には行きません。仮に行ったとしても、そのうちスターバックスに戻ってきます。
それは、彼らがスターバックスのファンだからです。
もう一つ例を出して見ましょう。
アップルも高いブランド力を誇る企業でブランィングを語る上でいい例になります。アップルの主力商品であるiPhoneはスマートフォンの中でも値段が高く設定されています。
GALAXYなどiPhoneよりも高機能かつ低価格のスマートフォンというのは多く販売されていますが、それでもiPhoneが売れ続ける理由はスターバックスと同じようにブランド力があるからです。
iPhoneを好むユーザーはの心理というのは機能面や価格ではなくて、
こういうものです。
パーソナルブランディングが出来上がってくるとこのような独壇場を個人でも作ることができます。
あなたというブラント力が信頼感を高め、『あなたから買いたい』という心理的状況を作り出します。
結果的に商品を販売しても、先ほどお伝えしたように『売らなくても売れる』という状態を作り出すことができるので、ライバルレスなビジネスを展開できるようになっていくのです。
これがパーソナルブランディングの最大のメリットとなります。
パーソナルブランドを作る方法
続いてはパーソナルブランディングを構築するための方法について見ていきたいと思います。
ネットビジネスでパーソナルブランディングを構築していくために重要なのが、
『こういう人になりたい!憧れる!』と思ってもらうこと、『新しい世界を見せてあげる』こと。
『そして共鳴させる』ということです。
例えば、B’zやMr.chirdrenなどのアーティストのファンというのは彼らが作り出す音楽に感動し、彼らが書く歌詞に共感を覚え、ライブに足を運び、そして彼からが作り出す世界観に圧倒され、感動するわけです。
このように感動や共感、あなたしか作り出すことができない世界を見せてあげることで、多くの人はファンになるのです。
あなたが発信している情報の先にはどんな世界が待っているのか?
そんなことを少しずつイメージしていきましょう。
シンパシーの共有
ファンとの距離感は共鳴度の高さで決まりますので、あなたのファンになった方はあなたとの共鳴度が高いと言うことができます。
スターバックスのファンというのはスターバックスが思い描いているイメージに共感している人です。スターバックスが好きになる人というのはおしゃれに敏感な人、カフェが好きな人、流行に敏感な人ですね。
スターバックスが持っているイメージに共鳴している部分が多い人がスタバのファンになって行くのです。
個人のブランディングでも同じで、あなたの意見に賛同し、あなたが発信していることや、あなたが作り出す世界観を好きだと言ってくれる人、すなわち、共鳴する部分が多い人があなたのファンになっていきます。
そこでまずは、あなたの発信に共鳴してくれる人を増やす必要があります。
コンセプトに近づける
共鳴感を増やす方法を一つご紹介しましょう。
具体的なコンセプトを決めて、そのコンセプトとあなたが思い描くブランドイメージがマッチしそうな要素をどんどん取り入れるようにします。
例えば、
というコンセプトで情報を発信していくのであれば、このコンセプトに合った要素を書き出して、自分の発信の中に取り入れていきます。
- 海外旅行
- アート
- 写真
- ファション
- グルメ
このようにネットビジネス×旅というコンセプトにマッチしそうなキーワードを洗い出して、自分の発信の一部とすることでその1つ1つがあなたのブランドを彩る要素となっていきます。
そんなイメージを持ってもらえるといいでしょう。
徐々にあなたの発信があなたを作り出すイメージの一部となっていき、パーソナルブランディングが出来上がっていきます。
他には
- 自分の強み
- 魅力
- 経験・実績
- スキル
好きなもの、興味があるものをまずは書き出してみる、そして自分が思い描く理想のブランド像に近いものをどんどん取り入れてみるというところから始めて見ましょう。
最後に
パーソナルブランディングという考え方は少し難しいかもしれませんが、
自分という人間にどういうイメージを持ってもらいたいかということです、そのイメージというのは自分が理想とするものでもOKです。
そして、その理想のイメージに自分自身が近づいていくような感覚を持ってもらえるといいと思います。
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