今回はインターネットを使って情報発信をして行く上で、大切な考え方『ペルソナの設定』についてお伝えしていきたいと思います。
このペルソナの設定ができているかどうかで、ブログの読者やメルマガ読者の反応が劇的に変わっていくのでぜひ覚えておいて欲しい考え方です。
ペルソナとは?
ペルソナとは本来、心理学では人間の多面性を表現する言葉として使われています。
仕事先での自分、友達といる時の自分、恋人といる時の自分、人には色々な顔がありますね。
そんな人間の振る舞い方を表しているのですがペルソナ何ですが、インターネットマーケティングにおいてペルソナとは、より具体的なターゲット像ということになります。
例えば、あなたがファッションに関するブログを運営したいと考えた時まずはコンセプトやターゲットを考えますよね。
- 30代のビジネスマンに向けたファッションブログ
- ZARAやH&Mなどのファストファッションを取り入れた20代前半をターゲットにしたブログ
- ヴィジュアル系っぽいダークで奇抜なスタイルを発信するブログ
このようにコンセプトを決めると思うのですが、そこから浮かび上がってくるターゲットは曖昧なものなんです。
例えば、①番目なら30代男性がターゲットということになりますが、30代男性のビジネスマンといっても趣味や考え方、職種は様々です。
見た目だってスーツ姿でメガネをかけたビジネスマンもいるかもしれませんし、茶髪の方だっているかもしれません。30代男性のビジネスマンというだけでは、情報を届けたい層の幅が広すぎるのでターゲットがブレてしまう。
だから、もっと具体的なターゲット像を決めるというのがペルソナの考え方です。
もっともっと具体的にそのターゲット像を突き詰めていって、その人物が目の前にいておもおかしくないと思えるくらい具体的に設定する。
そうすることで、具体的なターゲット像が出来上がり、人の感情を揺さぶるコンテンツが作りやすくなります。
なぜペルソナが必要なのか?
ペルソナが必要な理由、それは情報を受け取る側にとって(ブログの読者など、)『あ、これって私じゃん!』『この情報こそ今の僕に必要なものじゃん!』
このようにあなたが発信している情報を自分ごととして捉えてもらうためです。
ブログなどのネットコンテンツってどうしても質を重要視してしまいがちなんですよね。色々なところで『質の高いコンテンツを作ることが大切だ』と言われていますが、それだけでは不十分です。
もちろんコンテンツの質を重要視することは大切ですし、クオリティーをあげる努力はするべきですが、コンテンツを受け取る側が自分にとって重要情報だと認識してもらうことがまず大切なんです。
ここを飛ばしてしまうと、誰にも刺さらないコンテンツになってしまうので要注意です。
そのためにペルソナを設定して、その人に届ける気持ちでコンテンツを作ることで、人に届くコンテンツ、つまり反応がいいコンテンツになるのです。
ブログやSNSなどの媒体を通して情報を発信するということは、
という一方通行と捉えがちですよね。
僕たちが不特定多数の見えない相手に向けて発信する。このようなイメージをしている人が多いのですが、実は会話のようにお互いが向かい合っている状態だと思ってください。
例えば、僕が街中で拡声器を持って、何かを伝えているとしましょう。誰か立ち止まって僕の話聞いてくれますか?
誰も聞いてくれないですよね。
なぜかというと、みんな自分に向けて話しているとは思っていないからです。(アヤシイというのは置いておいて)
誰に向けて伝えているの分からないから、街を歩いている人は自分ごととしては捉えていない。ペルソナを設定しないで情報発信をするということはこういう状態です。
でも、カフェで向かい合った状態で話をしていたら、相手はおそらく僕の話を聞いてくれるでしょう。これがペルソナが設定された状態です。
だからペルソナを設定してあげて、そのペルソナのイメージ像に向けてブログの記事を書いたり、メルマガを書いたり、ツイートすることで、受け取る方は反応を示してくれるわけです。
向かい合った状態で話しかけられて無視するわけにはいかないですからね。
ペルソナの設定方法
それでは最後にペルソナの決め方について、お伝えしたいと思います。
ペルソナを決めるときには、とにかく具体的に決めるということ。
設定したペルソナがあたかも存在すると思えるくらいリアルに決めていきます。キャラクターを作るような感じをイメージしてもらえると分かりやすいですね。
それでは実際にペルソナを設定してみましょう。
こんなメディアを作ると仮定して僕がペルソナを設定してみました。
どうでしょうか?こんな人いそう…って思いませんか?
性別や年齢、大雑把なジャンルではなくて、一人の人物を作り上げていきます。
ポイントはまず年齢と職業を決めてしまうこと。そうすると、人物像がイメージしやすいです。
そして、
- 見た目はの雰囲気(髪色、ファッション、)
- 性格
- 日々の行動パターン(休日の過ごし方など、)
- 活動エリア(よく遊びにいくエリア、住んでいる場所など)
- 趣味
この辺りを具体的に考えてみるとだんだんとイメージできていくので、キャラクターを作るつもりで考えてみてください。
コンテンツを作るときはペルソナを意識して作る
コンテンツを作るときは、常にどんな人に届けるかを意識してコンテンツを作るようにしましょう。
『設定したペルソナが気に入りそうなコンテンツってどんなコンテンツだろう?』ということを考えるということですね。
先ほどあげた例でいうと、家庭的な和食が食べられるお店よりもイタリアンやフレンチなどのオシャレなお店の方がしっくりきます。もしくは外国人が多く集まるようなバーもいいかもしれません。
外資系企業に勤めているなら、丸の内や仕事帰りに行けそうなエリアのお店の紹介もアリですね。
今回はあくまで例ですが、このようにペルソナが持っていると思われる要素を見つけて発信する
あとはブランディング力を高めることで、より濃いファンを作ることができるので、ぜひこのペルソナを設定することを意識してみてください。
[sitecard subtitle=関連記事 url= https://nomadavenue55.com/personal-branding target=]
コメント