世界中に拠点を作るために海外を回っているDaikiです。今日はダナン移住のメリットやデメリットについてお話していきます。
ちなみにこの記事はダナンからハノイに向かう便の直前に書き上げました。
ダナン移住のメリット
- 家賃が日本の3分の1程度
- ノマド向のカフェが多い(wifも安定してる、コンセントも完備)
- コワーキングも1日500円で利用可能
- 地産地消、オーガニック系のお店も多く健康的な食生活を送ることが可能
- ベトナム料理は日本人の口に合う
- ベトナム人はフレンドリーですぐに仲良くなれる
ダナンでの1ヶ月の生活費は10万円。(節約すれば月5万円以下)
- 家賃・・・33000円+3000円(電気代)
- カフェ代・・1万円
- 外食費・・・2万円
- 交際費・・・2万円
家賃はハノイやホーチミンと比べてかなり安いです。
Facebookで検索したり、ダナンの不動産屋であるdananglandlordなどで4万5000円~7万円あたりでたくさんありますね。
僕のアパートはアンソン地区にあるのですが、
- 徒歩1分圏内にカフェが混在
- 徒歩3分以内に市場、コンビニ、薬局アリ、ATMあり
と立地がかなりよく住みやすいですね。
- 電気代、水道代は家賃とは別
- 電気代は日本と変わらない
- メンテナンスで停電することがある
- ジェネレーターは必須
僕が住んでるコンドミニアムは水道代は家賃に含まれていますが、電気代は別です。
水道代・・・1人500円程度/月
電気代・・・5000円程度
ベトナムでコンドミニアムを借りるときの光熱費の一般的な相場はこれくらいです。
水道代は一人当たりで計算されることが多いのでかなり割安になりますが、電気代は日本とほとんど変わりません。ダナンの乾季は暑くエアコンは必須ですので、日本の夏と同じくらいの電気代はかかります。
僕はそもそも家にいないので3000円もいかないくらいですが、通常は家賃プラス5000円は見ておいた方が無難です。
またベトナムでは電気のメンテナンスがあるので、数時間電気が止まったりもします。しかも朝の4時など活動時間外にメンテナンスがあるのではなくて、朝の9時ごろに普通にメンテナンスが入るので結構困ります。笑
コンドミニアムを借りるときはジェネレーターがあるか確認しましょう。ジェネレーターがあれば電気が止まっても自家発電で電気が使えます。
自炊できる人は日本の3分の1くらいの生活費で生活可能。
自炊をすれば食費はかなり安く済ませることができます。日本でもお馴染みの空芯菜なんて1kgで60円くらいですし。笑
シーフードも日本の半額以下で買うことができます。
さらにベトナムはお米がおいしい。さすがお米の輸出量世界第2位のベトナムだけあって安くて、しかも日本じゃほとんどお目にかかれないようなお米を楽しむことができます。
僕はベトナムに来てから赤米や玄米を食べるようになったのですが、これがおいしい。その時の気分で違う種類のお米をブレンドするのが楽しいんですよね。
赤米は1kg100円くらいと破格で、日本米や白米よりも安いです。
日本では高い玄米や赤米、黒餅米などもかなり安く手に入るので、白米を食べない生活をするにはベトナム最強です。
ただ日本米もそうですがダナンは日本的な調味料や食材が手に入るスーパーはまだ少なく、日本と同じような食生活をするとなると生活費は日本とあまり変わらないか、日本以上に高くつきます。
クアラルンプールやバンコクであれば伊勢丹があるので日本の商品が手に入りやすいですが、ダナンはまだ日系スーパーも少なくBig CやWimMratなど地元のスーパーやコンビニでは日本の食材や調味料は手に入りません。
ダナンはカフェが多くてノマド天国です。
ダナンはカフェの数がとても多い街です。フランス植民地時代にコーヒーが根付き、ベトナムの人のとってコーヒーは切っても切り離せない存在なんです。
ベトナムでは主にベトナムコーヒーが飲めるローカル系のカフェとラテやカプチーノなどがいただけるヨーロピアン系カフェの二つに分かれます。
相場は、
- ローカル系・・・1杯130~200円
- ヨーロピアン系・・300円〜450円
という感じ。
こちらがローカルな人たちが集まるカフェですが、「ローカル」と言っても洗練されたデザインのカフェが多いです。
- wi-fiのスピードも申し分ない、安定してる
- コンセントも完備
- 寒すぎない(これ重要)
正直かなり快適です。
現地のノマドワーカーがよく利用してるのも目にします。
こちらがベトナムコーヒーのメニュー。ベトナムコーヒーだけで、9種類あります。
こちらは、僕がローカルカフェに行くと必ず注文するサイゴンコーヒー。ベトナムコーヒー独特の苦味と舌触りが楽しめるブラックコーヒーです。
こちらは、ベトナムコーヒー版エスプレッソで「カフェ・デン」と言います。
かなり濃いけど、これが美味しいんですよね。ブラックで飲んでもよし、砂糖を足して甘くしてもよし。朝の一杯には最高のコーヒーです。
ベトナムにきたらぜひトライして欲しいコーヒーです。
ダナンのカフェのWifiスピードは速いし安定してる。
ローカルカフェといってもwifiは完備されていて、速度も問題なく使えます。
大体440Mb/sくらいのスピードでますね。
外国人が集まるカフェではサードウェーブの影響を受けてるカフェも多くシングルオリジンのドリップコーヒーやカフェラテ、フラットホワイトが楽しめるカフェもたくさんあります。
選択肢の多さは東南アジアで一番。
サードウェーブ系のカフェはスタッフさんも英語が話せるのでコミュニケーションとりやすいのもグッド。
ダナンのカフェは荷物を置いてトイレに行っても基本問題ない
僕はいつもパソコンなどにはそのままにしてトイレに行っちゃいますが盗難に遭ったことは一度もありません。現地の人が集まるローカル系のカフェでもローカルノマドが荷物置いてトイレに行ってるのをよく目にしますので、みんな普通にやってますね。
- 目につくところに高価なものは置かない
- 貴重品とスマホは持っていく
この2点は心掛けていますが、ダナンは軽犯罪も少ないように思います。ホーチミンやハノイでは荷物置いてトイレには行けないので、やはりダナンは特別治安がいいですね。
今まで道を歩いていてひったくりや危ない目にあったことはありませんし
クアラルンプールやバンコクでは毎日のようにパトカーのサイレンを聞きますが、ダナンではほとんど聞いたことがありませんので、治安は東南アジアの中でもかなりいいと思われます。
コワーキングスペースが1日500円から利用可能!
ダナンにはコワーキングスペースもいくつかあってリーズナブルな値段で、利用することができます。
ただ
- フリードリンクがインスタントコーヒーのみ
- クレジットが使えない
と「そこはもう少しなんとかして欲しい…」っていうところもありますが、ただ激安なのでマンスリーでレンタルしちゃうのもありだと思います。
香港だったら2時間で1000円くらいが相場なので、そう考えるといかにダナンのコワーキングが安いからがわかりますね。
こちらのコワーキングは1日500円程度で利用可能でしかも、個室の利用の1時間までなら好きに使えるというサービスがあるのですが地味に嬉しいですね。
僕はクライアントさんとskypeで通話をすることが多いのですが、ひと目を気にする事なく通話できるのは、助かります。
オーガニック思考で洗練されたお店が多いのも魅力
こちらは、僕が大好きなお店「No Waste To Go」オーガニックのドライフルーツや乾燥ハーブ、オートミール、クッキーなどが全て量り売りで購入できるお店。
僕はここで赤米やおやつ用のドライフルーツやナッツ、オリーブオイルなどを購入してます。
こういったお店があることから、現地に根付いたライフスタイルを送りながらも、都会的なアイテムも手に入りやすい所が僕がダナンが好きな理由でもあります。
- オーガニックなプロダクツが好きな人
- 日本でカルディや成城石井によくいく人
きっとダナン気にいると思います!
何食べても美味しい。ベトナム料理は正義
これにつきます。ベトナム料理は日本人の口に合うので何を食べても美味しく食べれます。パクチーが苦手でも、パクチーが入ってない料理もたくさんありますからね。
ベトナムといえばはフォー。チキン、牛肉などレパートリーも色々です。
ただフォーは正直ハノイが一番美味しいです。慣れてくるとダナンのフォーはイマイチになるのがちょっと残念ですね。
ダナンといえば海鮮!ということで、海鮮も美味しい。
僕はこのタマリンド入りのエビチリが好きでシーフード食べるときはいつも頼みます。
作られた美味しさではない、本来の美味しさが詰まった料理が食べれる
地元の人しか行かないようなお店もやたら美味しいのはもちろん料理が美味しいということもありますが、
- 食材が新鮮
- 添加物・保存料なし
- 冷凍食品不使用(食材が豊富なので利用する理由がない)
- 合成調味料不使用
だから。ダナンは市場がいくつもあり、地元のレストランは街に点在する市場で食材を仕入れます。
仕入れる食材は野菜やシーフードはもちろん調味料やスパイス、ライスヌードル
料理に使う全ての食材は市場から仕入れます。そして市場では冷凍食品や製品化されたような食品は販売してません。
日本は海外で禁止されてるような添加物や農薬がガンガン使われていて、食品に対する規制はゆるゆるな国です。
長く健康的に暮らすためにも、自然由来のものを普通に口にできるというのはかなり重要なことではないでしょうか?
ダナンは今都市開発の勢いがすごい。
ダナンは現在急ピッチで都市開発が進んでいます。
ミーケビーチ沿いのエリアはホテルやコンドミニアムの建設ラッシュで既存の建物が改築されたり、ダナン、ホイアン間は大規模な総合住宅地が建設されているなど
日に日に街が進化してることを肌で実感することができます。活気があって成長真っ只中の街に住んでいると自分のエネルギーもらえます。満員電車で寝てるサラリーマンを毎日見続けていたら自分もネガティブになってしまいますから、それって人生の損失でしかありません。
毎日無意識に目に入れてる情報って超大事です。
ベトナム人は優しくて超フレンドリー。
ベトナムは南北に長い国で、北部のハノイと南部のホーチミンでは性格もかなり違います。地域によってキャラクターもかなり異なるのですが、中部に位置するダナンの人たちはめちゃくちゃフレンドリーです。
カメラを向けるとポーズをとってくれたり、お店の入り口でカメラ持ってると「こっちきて撮っていきなよ!」と声をかけてくれたり、カメラを向けてもまず嫌な顔されたことがありません。
また日本語を話せる人や日本で働いてた経験のある人も多いので、運が良ければ日本語でコミュニケーション取れます。
ベトナムの街はエネルギッシュという話をしましたが、そこに住む人たちも同じ。ベトナムの人から感じるエネルギーの強さ、やはり成長期にある国の人たちって勢いがあります。
親切で、エネルギッシュで、すぐに仲良くなれる。ほんと一緒にいて楽しい人たちだなと思います。
ダナン移住のネガティブなところ。
- ダナンの雨季のスコールが激しすぎる
- クレジットカードが使えないお店が多い(MoMo,Mocaを使った送金が主流)
- 日系のフランチャイズレストランはまだ少ない
- インフラ、成功技術のレベルはまだ低い
ダナンの雨季のスコールは激しすぎる
ダナンは9月から雨季が始まるのですが、雨季の間は日中でもすごい勢いでスコールが降ってきます。降っても1時間程度なのですが、外出中にスコールに出会すと一瞬でずぶ濡れになるのでご注意ください。
特に夜の21時以降は雨になる率も高く、僕はホイアンから帰宅途中猛烈なスコールに遭遇し一瞬でずぶ濡れになりました。幸い近くにガソリンスタンドがあり、幸い着替えもあったので何とかなりましたが、いくら常夏のダナンとはいえ夜にビシャビシャのTシャツを着てバイクを走らせたら風邪引きます。笑
常に着替えを持っているか、防水性のあるテックウェアを持っておくとはかなり重宝しますね。
2022年は20年に一度と言われる大型台風がダナンを直撃。僕が住んでるアン・ソン地区は停電し、翌日もカフェやレストランでは電気がつかず閉店してるお店や、オープンカフェでは営業してるお店もありました。
クレジットカードが使えないカフェ、レストランが多い
こちらの記事でも紹介してるWiseカードとRevolutを海外では使ってるのですが、ローカルのお店じゃなくてもクレジットカードが使えないお店が多いです。
ローカルの屋台とかならわかるのですが、外国人移住者が集まりそうなサードウェーブ系のカフェでもクレジット使えないケースもあるので意外でした。
クアラルンプールやバンコクでは基本クレジットが使用できるのでほとんど現金を使わないのですが、ダナンは何かと現金が必要な場面は多いですね。
基本ローカルの人はMomoというオンライン決済アプリを使っていて、クレジットカードが利用できないお店もベトナム発の電子マネーや決済には対応してることが多いです。
日系のフランチャイズレストランはまだ少ない
ダナンは日本で見つけられるようなファストフード、フランチャイズレストランがまだ進出していないので日本の味が恋しくても見つけるのが難しいです。
僕は全く気にならないのですが、人によっては結構キツイかも知れません。
マクドナルドは1店舗もありませんし、サブウェイもない。ファストフードであるのは、
- ロッテリア
- ジョリービー
- KFC
- バーガーキング
です。
ただファストフード店も日本のマクドナルドみたいに街中に点在してるってわけじゃないのでコンビニ感覚で立ち寄るのは難しいです。
さらに日系のフランチャイズレストランでダナンに進出してる企業はほとんどなく、ペッパーランチもいつの間にか閉店してました。ラーメンもほぼありません。ダナンのラーメン屋さんは10店舗あるかないかくらいで、僕は食べたことないですが多分イマイチです。
ハノイなら牛角もありますし丸亀うどんもあります。ベトナムはホーチミンとハノイに日系のレストランは集中していてダナンはそういう意味では出遅れてるので、(というか来る気配はあんまりない)無性に日本の味が恋しくなる人は厳しいかも知れません。
問題は山積みだけどベトナムの将来性が半端じゃない
ダナンはまだまだ発展途上でコレから化ける街。
給料水準も低いし、特に施工技術や法律、社会通念上のルール構築など課題は多いのも事実です。
こんな感じで、施工技術が素人レベルってことが普通にあります。ちょうどこの間ご一緒させていただいた会社経営者さんのお店ではオープン日であるにもかかわらず。
オーダーしたソファーがデカすぎて入らないことが判明し一旦撤退、オーダーしたシャンパンが当日届いてない。
など日本ではありえない問題が頻出していました。
ビジネス上のトラブルはベトナム在住10年以上のベテラン経営者でも現地企業の質の低さを全てカバー、コントロールすることはできなくて、どんなにリスクヘッジをしても何かしら起きるのが現状です。
交通ルールも同じで、
- 逆走運転
- スマホいじりながらバイク
- 大荷物持ちながら運転
- 割り込み運転
- 四人乗り
などなどルールなんてあってないようなもの。
カオスな状態です。笑
施工、インフラ技術、社会規範の構築については日本の足元にも及びません。
ベトナムはまだまだ課題の多い国ですが未来があります。
ベトナムでビジネスをされてる会社経営者さんの話を聞いても、駐在員としてベトナムで長く暮らしている方の話を聞いても口をお揃えておっしゃるのは、ベトナムは発展しかない国であるということ。
ダナンはもちろんベトナムもこれから発展するしかない国なのでビジネスチャンスも多いし、ITに関しては日本よりも進んでいると感じる場面に何度も遭遇します。
ローカルのお店で食事をしてるとフルーツを売りにおばちゃんがよく来るのですが、フルーツの販売方法はお店を回るというアナログな方法でも支払いはスマホから送金ですからね。
ベトナムはIT系の企業も多く、ハノイやホーチミンシティーの給料上昇率が半端ではなくなっています。
特に韓国系の企業がベトナムにかなり進出していますね。1年後、5年後が本当に楽しみな国なのでビザさえ何とかなれば、将来的に完全移住もありかもしれません。
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