今回は僕のクライアントさんである、旅系YoutuberのFUJIさんが、
ショート動画が300万回再生、本編動画で6万回再生を達成したFUJIさんにコンサルを受けた感想などを頂いたので、ご紹介いたいます。
ショート300万再生突破!

ショート動画を制作し始めて34本目で300万回再生を突破し、
2025年7月の段階で400万回再生突破してます。

本編の動画で6万回再生を超えてきて、まだまだチャンネルの地盤を固めるフェーズであることを考えると、いい感じです。
FUJIさんが抱えていた課題
- チャンネル登録者の数に対して動画再生数が少ない
- 視聴者の反応が悪い(いいね、コメントが少ない)
という課題を抱えていらっしゃいました。
FUJIさんに実施したマーケティング分析とコンサル内容

そこでますはターゲットと、ポジショニングを決めるところから始めました。
SWOT分析でFUJIさんの現状の課題や強みを分析し、FUJIさんの強みと弱みの部分を可視化していきました。
この分析により、FUJIさん数ある強みの中でどの部分を集中的に伸ばしていけば結果へ繋げらるか明確にしていきました。
ポジショニングマップでポジショニングを決定

S5人ほどのライバルを分析しポジショニングマップを作成。
大きな赤丸がモザイク越しにも見えると思いますが、こちらがFUJIさんのポジショニングの変更です。
見ていただいたわかる通り、赤丸がほとんど競合がいないポジションに移動したことがわかります。ポジショニングマップを作ることで
今の自分の立ち位置を客観的に判断することができるます。
コンサル前のFUJIさんの発信では競合が多いエリアで発信をしていました。

縦と横の線の真上に「小さな赤丸」があるのが見えるかと思います。ここがコンサルを受ける前のFUJIさんのポジションでしたが、見てわかる通りこのエリアは競合が多いエリアです。
いわゆる「ぶら旅系」で競合が多いポジションで、しかもFUJIさんにとってブラ旅の発信というのはFUJIさんの強みが十分に活かせない分野であるということはFUJIさんからのヒアリングや事前に行っていたSWOT分析からも明白でした。
すぐに方向性を変える提案をさせていただきましたが、
ポジショニングマップで自分の現在のポジション可視化することで自分にアドバンテージがあり、かつライバルがいないポジションを選定することが容易になります。
Daiki僕のコンサルでは特に初期段階のクライアントにはSTP分析やSWOT分析をして、ブランディング、ポジショニングの確立をから始めることが多いです。
国や地域を絞ってコアなファンを逃さないように


チャンネルの初期段階では一刻も早く濃いファンをつけることが何よりも重要なのですが、そのために東南アジア、ヨーロッパなどエリアを固定して動画を作成するようにアドバイスをさせていただきました。
FUJIさんはこれまでは選んだ旅先で動画を撮るという個人の好みを優先した動画作成方法を取っていました。確かに、旅感やライブ感を演出できるメリットもありますが、この方法だとターゲットがブレてコアなファンを獲得しにくくなるというデメリットがあります。
例えば、視聴者との最初のタッチポイントがバンコクの動画だったとしましょう。1本目の動画を見てその動画に興味を持った視聴者はホームに飛び他の動画を探します。
この時は視聴者は
- 「他どんな国に行ってるだろう?」
- 「自分の好きな国あるかな?」
というマインドで他の動画を探してます。
このホームに戻った視聴者が次に興味を持つコンテンツを置いておけるかどうかがコアなファンを作る鍵になるわけです。
もしバンコクの動画で興味を持った視聴者がホームに戻って動画を探してる時に、アフリカやヨーロッパの動画ばかりだったらどうでしょうか?
あ、バンコクの動画は面白かったけど、このyoutuberはなんか自分が思ってたのと違うな。
自分が見たい動画とは違うタイプの動画を作ってる人なんだ。
という結論に至り、2本目の視聴につながりません。
最初のタッチポイントで興味を持った視聴者が次も見たいと思える動画を置いておく、
(この動画、面白い!)
(他に面白い動画ないかな・・)
(この国も見てみたいな・・)
このように、2本目の動画までの動線を作るという意識を持つと、濃いファンを獲得しやすくなります。
動画の構成を考える・メッセージは1コンテンツ1テーマ
コンテンツの構成を考えることはyoutubeに限った話ではなく、ブログ収益化などコンテンツビジネスをする上では非常に重要な部分です。
一つのコンテンツで伝えるメッセージは一つに絞る
ブログでもyoutubeでも、Xのポストでもコンテンツを作るの大前提の考え方なのですが、
以前のFUJIさんは大枠のテーマを決めて動画を撮影し、そこから編集で形にする。といった動画撮影、編集方法をされていました。
そのため、
- タイトルと動画の内容が合っていない
- 本編とは関係ない内容が多く、冗長になってしまう
添削でそのような課題が見受けられました。
そこを解消するために、
という順番で動画を作ることをアドバイスさせていただきました。
受け取り側の立場に立ってコンテンツを作る
ブログでも、youtubeでも最近流行りのUdamyでもそうですが、コンテンツを提供する我々は、コンテンツを作る側と受け取る側には常にギャップがあることを認識する必要があります。
そのギャップとは、コンテンツ製作者と受け手の間の理解度の差です。
コンテンツ制作者とコンテンツの受け手側の間で「理解の差」が開いていくと受け手はついていけなくなり、離脱していきます。
例えば、
A地点からB地点に移動するようなシーン。
今から〇〇へ向かいたいと思います!!!
旅系youtuberだとこういうシーンってよくあると思うのですが、
カット編集などでA地点からB地点にパッと移動するのと、
- なぜB地点に移動するのか
- どうやってB地点に移動するのか
その過程を映像と言葉で説明しつつ移動するのでは、そのシーンに対しての理解が全く変わってきます。
コンテンツ制作者にしてみればAからBに移動することは当たり前ですよね。だって自分がAからBに移動すると決めて移動してるわけですから。
しかし視聴者からすれば、そんなの関係ありません。AからBへ移動する理由も、移動方法も、何も知らない
そんな状況で「AからBに移動します」と言われても「だから何?」なんですよね。
FUJIさんの動画の添削をしてる際に、視聴者的には何の話してるのか分からないですよ。とか、動画の展開が唐突すぎるので、この方向性で動画を進めるならこういうシーンが必要ですね。
などめかなり細かい指摘もさせて頂いてますが、この「なぜ?」を説明できていないと、視聴者が置いてかれて結果、離脱率の増加につながっていきます。
受け取り側を置いてかないコンテンツ作り。
コンテンツビジネスでは重要なポイントなので、僕のコンサルでは一番厳しくお伝えしてる部分でもあります。
動画で5万回再生・ショートで300万回再生達成


その結果、ショート動画がバズり300万回再生を突破。
とあるキーワードではトップ再生回数を誇り、有名旅系ユーチューバーよりも多く再生回生数が回ったのは大きな結果だったと考えています。
ショートが大きくバズったことで、youtubeのSEOが強くなり、インプレッションの数字が大きく伸び、本編動画も6万回を超えるようになったりと、以前とは比較にならないほど動画が回るようになってきました。
ショート動画は300万回再生達成後もそのまま伸び続けて、400万回達成しました。



この調子で動画を作っていけば目標のチャンネル登録者数10万人も難しくないので、今後も一緒に頑張っていきましょう。
コンサルを受けての感想
ここからは、FUJIさんに今猿を受けた感想をいただいたのでシェアさせていただきます。
・コンサルを受けるに至った経緯


すべての始まりはミャンマー旅の途中、ドミトリーでの出会いでした。
最初はただの世間話のはずが、気づけば心を揺さぶられるほど熱い話になっていて。僕はミャンマーに来る前にベトナムで30本くらい動画を出してきましたが、全く伸びませんでした。この先youtubeでやっていこうと考えてる僕としては「何か手を打たないといけないな」とは思っているところだったので、ダイキさんのお話は目から鱗。ちょっと話しただけなのに、なぜこんなに的確にアドバイスができるのかと驚きました。
Youtubeのコンサルも可能と言うことだったので、「お願いしたい」と伝えました。もしあの時、声をかけていなかったら、今の僕はいない。振り返ればあの出会いこそが大きなターニングポイントであり、今の成長につながる道を切り開いた瞬間でした。
コンサルを受けてどう思ったか?
最初にコンサルを受けたときのことは今でも鮮明に覚えています。
僕の動画を一緒に見ながら「ここはもっとこうした方がいい」と迷いなくズバッと指摘してくれる。
その瞬間、「あぁ、自分はまだまだ甘かったな」と痛感すると同時に、自分の思考の甘さに気づかせてくれました。
秒単位で動画を添削していただき、自分では気づけなかった課題や弱点を的確に見抜いてくれたことで、「もっと真剣に取り組まないといけない」と覚悟が決まったのを覚えています。
ダイキさんが熱心に自分のために時間を使ってくれたことには本当に驚きました。
動画を出したタイミングでミーティングをした時には3時間話し込んで、他のYouTubeチャンネルのリサーチをしたり、今後の動画の方向性を話し合ったり、次の国の撮影場所を話し合ったりしました。
一人では絶対に辿り着けなかった視点や考え方を共有してくれて、その姿勢から「本気で一緒に成功を目指してくれているんだ」と強く感じました。
その厳しさの裏には常に僕の成長を本気で考えてくれている温かさがあるなと感じました。
だからこそ、どんな指摘も前向きに受け止められました。
むしろ「自分をここまで真剣に見てくれている人がいる」という事実が励みになり、行動する力に変わりました。
笑顔で語りながらもプロとしての迫力があって、冗談を交えつつも本質を突く言葉が次々に出てくる。「ダイキさんの言葉を信じて行動すれば必ず成長できる」そう確信させてくれる存在です。
コンサルを受けて、学びになったこと
それまでの僕は「感覚」で動画を作っていて、編集もタイトルもなんとなく自己流。けれどダイキさんから学んだのは、視聴者目線の徹底と、見て欲しい部分に自然と目が行くように仕組みを作る大切さでした。
- 「どうすれば最後まで飽きずに見てもらえるのか?」
- 「どうすればまた見たいと思ってもらえるのか?」
を常に考える。そして、サムネやタイトルの統一感を持たせ、プロの動画クリエイターのチャンネルとして説得力を出す。
連想ゲームのように流れる動画の構成、次々とアイデアがつながり、自分の中に新しい視点が生まれていきました。
特に印象的だったのは「何も分かっていない人が見ても伝わるように作る」というアドバイスは本当に的確でした
以前は自分の知っている知識が視聴者も知っていること前提で話してましたが、それではいけないということに気付かされました。
視聴者が置いてけぼりにならない、視聴者が疑問に思うことを常に考え撮影することが大切だと学ばせてもらいました。
アドバイスを受けて実践のために心がけたこと
アドバイスを受けた後は必ずメモを取り、自分の言葉で整理してから一つずつ動画に取り入れることを徹底しました。いきなり大きな変化を狙うのではなく、小さな工夫を積み重ねていくことを意識したんです。
例えばタイトルの付け方をほんの少し変えただけでクリック率が上がったり、サムネの色味を統一しただけでチャンネル全体に「ブランド感」が生まれたり。そんな変化を目の当たりにするたびに、「やっぱり基礎を丁寧にやることが大切なんだ」と実感しました。
今では自分の中で成長を感じられ、それが次の努力への原動力になっています。
今後の目標
目標は登録者10万人。でも、それはただの数字ではありません。
本当のゴールは「見てくれる人に価値を届け続けるチャンネル」を育てること。数字は結果にすぎなくて、その裏には「誰かの人生に少しでもプラスの影響を与えたい」という想いがあります。
だからこそ、サムネやタイトルに統一感を持たせ、見た瞬間に「このチャンネルだ」とわかる仕組みをつくる。そして継続して笑顔で価値を届けることで、もっと多くの人に届くようなプロ感あるチャンネルに育てていきたい。その先に10万人、そのまた先の未来があると信じています。
ダイキからのフィードバック
まずはショート300万回再生達成、本編動画6万回達成をおめでとうございます。チャンネルが成長中であることを考えるとこの数字は大きな結果ですね。
FUJIさんは、
「メディアが報じる内容と現地で実際に起きてることは違うもの。だからメディアが報じないリアルを伝えたい」と動画制作には強い思いがあったのですが、当時はその強い気持ちとは違うスタイルでyoutyube活動をされていました。
FUJIさんの強みが最大限活かせる動画を作りつつ、結果も出す。僕はそこしか考えてないので、当初とは大きく動画の方向性を変える提案もさせて頂きましたが、正直よく対応していただいたと思ってます。笑
動画スタイルの変更に伴って、
- 動画の途中に入れるジングルの変更
- サムネイルの色調、使用フォントの変更
- 動画内での服装や話し方の変更
- コメントの返し方とタイミング
など、かなり細かいアドバイスもいたしましたが、FUJIさんはいつもまずはアドバイスを受け入れよう、一つでも多く吸収しようという姿勢が素晴らしいと感じてます。
その素直な姿勢が今回の結果につながったことは間違いありません。
今後は中東やアフリカなども視野に入れているとのことなので、またミーティングで旅先の面白い話を聞かせてくださいね!




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